高齢者が希望する「最後を迎えたい場所」

人生の最後をどこで迎えるか…。

こんなことを考えたことのある方は高齢者に関わらずいらっしゃると思います。

しかし、歳を重ね自分自身が高齢者という年齢の枠に入ってくると、
こういったことを真剣に考えてしまうのも、やはり世の常、人の常というものでしょうか。

厚生労働省が2020年10月に発表した資料によりますと、
最後を迎えたい場所の希望地として、自宅で…
と考えられている方は過半数以上いるということが分かりました。

具体的な希望地と割合は以下の通りとなります。

「治る見込みがない病気になった場合、どこで最後を迎えたいか?」
※75歳以上を対象とした場合

自宅:56.3%
病院などの医療施設:27.6%
わからない:7.8%
老人ホーム・養老院・介護施設:6.5%
子供の家:0.9%

親族の家:0.2%

その他:0.6%

という結果になっております。
この割合を見てどうお感じになりましたでしょうか?

子供の家や親族の家、いわゆる「家族」と呼ばれるところに身を寄せたいという方は意外にも全体の1%ほどしかなく、
自宅や医療施設、老人ホームなどの極力迷惑を掛けないようにしようとする割合が90%と、
そのほとんどの割合を占める結果となりました。

これは他人に迷惑を掛けないようにするという日本人特有の考え方が根底にあることもあるかもしれませんが、
ここまで割合に差が付くことに驚かれた方も多いと思います。

ただ、これからの高齢化社会を考えた場合、
自宅や医療施設で誰にも迷惑を掛けずに…というのは現実的に厳しいとも言えます。

というのも、高齢者が増えることによって医療機関がこれまでのように機能しなくなるからです。

これは以前の記事でも書いたことになりますが、
医療機関のひっ迫により病院に行ってもこれまでのように診察を受けることが出来なかったり、
最悪は行ったにも関わらず何もすることが出来なかった…という事態も起こり得るからです。

今はインターネットなどを使い医療機関の場所や、
どこのクリニックなら比較的すぐに診てもらえるかなど情報を得ることが出来ます。

ですが、インターネットに不慣れな高齢者の方にこれを推奨したところで操作が出来ません。
そういう意味では、こういった操作を代理で行ってもらえる子供の家や老人ホーム、
養老院、介護施設などがおすすめと言えるかもしれません。

しかし、子供の家に世話になるということを嫌う高齢者の方は多く、
先程の数字にも表れていた通り全体の1%しかありません。

老人ホームや養老院、介護施設というとまだまだ抵抗のある方が多いようですが、
こういった施設を利用することがご自身にとっても、そして家族や親族が安心する意味でも最善の方法と言えると思います。

既にお独りになってしまい、身元引受人や身元保証人がおらず、
老人ホームや養老院、介護施設への入居が難しいという方は、是非、「みんなのみらい」をご活用ください。

わたしたちが責任を持ってサポートさせていただきますので、
お気軽に何なりとご相談いただければと思います。

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