高齢化社会、今後具体的にどうなるの?

これから訪れることが間違いないと言われる高齢化社会。
何となく漠然と分かっている方は多いと思いますが、
具体的にどうなっていくのか数字として認識している方は少ないのではないでしょうか。

2020年10月に厚生労働省の老健局 高齢者支援課が発表した資料に基づいて、
分かりやすく解説していこうと思います。

日本の人口は約1億2千万人というのはご存知の方も多いと思いますが、
その中での高齢者にあたる65歳以上の人口は2020年の段階で3,619万人もいるんです。
何となく、人口の1/3、つまり3人に1人は65歳以上になるというのはお分かりになるかと思います。

これが今後どのように増えていくか、総人口に対する割合と共に見ていきましょう。

▼65歳以上の高齢者の人口
2015年:3,387万人(26.6%)
2020年:3,619万人(28.9%)
2025年:3,677万人(30.0%)
2055年:3,704万人(38.0%)
※()内は総人口に対する割合

ご覧の通り、2055年には人口の1/3をも超えてしまう割合となってしまうんです。

とはいえ、食事や医療の発達で現代の65歳はまだまだ若いという考え方もあります。
では、65歳に10年加えた75歳の人口の推移と割合を見てみましょう。

▼75歳以上の高齢者の人口
2015年:1,632万人(12.8%)
2020年:1,872万人(14.9%)
2025年:2,180万人(17.8%)
2055年:2,446万人(25.1%)
※()内は総人口に対する割合

こちらもなかなか衝撃的な数字ではないでしょうか。
2055年には人口に対する1/4、つまり4人に1人が75歳以上という割合になってしまうんです。

現在の日本の人口と年月と共に推移するだけですので、
コロナのような世界的なパンデミックや日本中を巻き込むような大震災でもない限り、
この数字が覆ることはほぼ無いと言っていいでしょう。

高齢者が増えることで、様々な問題が発生することは言うまでもありません。

高齢者が受け取る老齢年金は働く若い世代が支払うことで成り立っているものです。
その若い世代が減っている今、そもそも年金のシステム自体が成り立たないのは目に見えている訳です。

もう一つ大きな問題となるのが医療機関の圧迫です。
病院やクリニックに行った際、いつも混んでいて何時間も待ったなんてご経験をされた方は多いと思います。
今後高齢者の割合が増えることにより病院で丸一日待つことになるのではないかなどと言われています。
診療を受けることが出来ればまだ良いものの、受けることすら難しい時代が来るかもしれません。

また、当団体「みんなのみらい」が提唱するもう一つの問題として、
老人ホームや養老院、介護施設などの入居問題があります。

必要な資金をお持ちであるにも関わらず、
老人ホームや養老院、介護施設に入居することが出来ないといった事態も想定されます。

実はこれは既に起こっていることで、
高齢者の割合に対し、施設の数や介護士の人員が不足しているという現実問題があります。

自分は元気だから問題無い…と思われている方でも、
いつ体調を崩されてしまうか分からない年齢だということを念頭に置き、
何があっても大丈夫なよう老人ホームや養老院、介護施設などを調べておくことをおすすめいたします。

今後間違いなく起こり得る高齢者人口増加問題。

出来ることなら、元気であり、身元引受人様や身元保証人様がいらっしゃるうちに、
そして何より施設自体が空いてる今のうちにご入居されることを考えてみても良いのではないでしょうか。

もし今の段階で身元引受人様や身元保証人様がいらっしゃらないという方は、
是非「みんなのみらい」へお気軽にご相談ください。

コメント

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